今年もフィリピンにて「マングローブ植林」8年目を迎える ~九州ハートネット21「記念の森」事業を展開~
【作成日:2017年11月21日】
九州電力総連は、毎年実施しているハートネット21カンパで寄せられたカンパ金から、九電生協とタイアップしてオイスカ西日本研修センターおよびオイスカ・フィリピンへ財政支援を行っています。経済的援助のみならず支援先への現地視察および人物交流を展開し、相互理解の深化と人材育成を目的として、8年前から現地での植林プロジェクトへのお手伝いを「記念の森」事業として展開し、今年は11/13(月)~19(日)の日程で、正木団長(西プラ労組)以下8名が派遣されました。 出国前日に集まった派遣者たちは、先方での交流事業に備え最終確認を行い、13日 にフィリピン・マニラ空港へ出発、オイスカ・マニラ事務所で一泊した後、14日に当 組織の支援拠点である西ネグロス州に飛行機で移動し、バゴ研修センターに到着、早 速オイスカ研修生とともにマングローブ植林活動に取り組みました。当日の夜にはウ ェルカムパーティが行われ、スタッフや研修生約20名と様々なゲーム交流および派遣 団からは「日向ひょっとこ踊り」や「二人羽織」の伝統芸能を披露し、有意義な国際 交流となりました。 15~18日も、バゴ研修センターが各地で展開する「子供の森」 プロジェクトで提携している小中高校に訪問し、熱烈な歓迎を受け、派遣団が持ち込んだ折り紙・竹トンボ・コマ・ケン玉で交流 を行うとともに、子供たちと一緒に約5,000本の植林活動に取組 みました。 また、行政への表敬訪問も行い、西ネグロス州のマラニヨン知事(82歳)、カウヤン市のジャンレイ市長(33歳)、スーアイ村のチェリーホップ村長(女性)と国や地域が抱える課題や今後の展望について情報交換を行いました。フィリピン国は日本の少子高齢化・人口減少社会と逆で、人口1億人超で人口が増加しており、若者が多く、経済成長も年率7%という勢いのある状況にあります。主力産業は第一次産業であり農業の近代化にも注力されるとともに、教育への重点的投資も活発に行われ、今後の発展が多いに期待されるところでした。今回派遣いただいた各単組執行部にお礼申し上げるとともに、次年度に向けても極めて有意義な活動であることから、より多くの加盟単組からの派遣をいただきますようお願い申し上げ、活動報告といたします。