活動紹介

第32回青年フォーラム 「国際交流・農業体験研修」 開催!

【作成日:2018年10月19日】

稲刈り後の集合写真

九州電力総連は、平成30年10月12日(金)~14日(日)、事務局含め22名参加のもと第32回青年フォーラムとして、「国際交流・農業体験研修」を開催しました。(九電生協協賛)本研修は、一昨年度、九電生協と合同で九州電力総連50周年記念事業として開催したもので、好評であったことから、毎年の開催としています。(昨年はハートネット21研修会として開催)開催にあたっては「九州ハートネット21記念の森事業」でもお世話になっている(財)オイスカにご協力いただき、西日本研修センターにて、海外から農業等の研修で来日されている方々との国際交流や作物の収穫などを体験し、異文化や環境、食に対する知識の醸成を図りました。 海外からの研修生18名は東南アジアを中心とした全12か国から来日し、1~2年間農業を中心とした知識を習得、帰国後は自国の発展に尽くすという大義を持って日々研鑽されています。

 国際交流では、その研修生の方々とのコミュニケーションで、各国の状況や環境、日々の研修内容、帰国後の展望等を紹介いただきました。また、センターでは毎朝、各国の国旗を掲げ、研修生が自国に対して敬意を表すとともに誇りを持って来日していることも強く感じました。 農業体験では、サツマイモの収穫・ニンジンの間引き、研修生の個人管理畑での作業、稲刈りなど日常の生活ではなかなか経験できない体験をしました。ニンジンの間引きでは、成長途中のニンジンを抜くことに抵抗はありましたが、間引きをしなければ、栄養が分散し、近くのニンジン同士がお互いに成長を邪魔してしまうため、必要な処置であることを学び、稲刈りでは、最後に稲穂一つひとつを拾い、お米一粒も無駄にしないことも実感しました。鶏の解体では、生きている状態から食せる状態までの処理を体験し、「命をいただく」ことへの感謝を再確認させられました。ほとんどの参加者が初めての体験で、悲鳴にも似た声も上がりましたが、貴重な体験になったことと思います。私たちは普段当たり前に食事を摂っていますが、農家の方々の苦労や生き物の犠牲があることを忘れてならず、「いただきます」の意味を考える機会となりました。
 
 研修の最後は、研修生の方々との交流パーティーが開催され、パーティー用の食事は、研修生の方々に教わりながら、スリランカカレーをはじめ、3か国の料理を全員で調理しました。日本で味わえない味覚のものもあり、こちらも貴重な体験になったことと思います。交流パーティーでは研修生の方々の歌やダンスの披露、参加者もひょっとこ踊りを披露し、最後は全員で入り交じってダンスをするなど、大いに盛り上がりました。

 3日間という短い期間でしたが、参加者は日本に居ながら貴重な体験ができました。 本研修は次年度以降も継続して開催予定です。多くの参加希望者をお待ちしております。