2019新春賀詞交歓会を開催する!(鹿児島県総連)
【作成日:2019年02月18日】
鹿児島県電力総連は、1月18日(金)に、パレスイン鹿児島において、来賓の方々を含め労使合わせて106名の皆様にご出席頂き、「2019年新春賀詞交歓会」を開催いたしました。
本年も鹿児島県電力総連の活動に対し、ご支援・ご協力よろしくお願いいたします。
<鹿児島県電力総連 黒江会長 あいさつ>
新年明けましておめでとうございます。
日頃より鹿児島県電力総連の活動に対しまして、ご理解とご協力を賜っていることに対しまして、心から感謝を申し上げます。
昨年4月に行われました、鹿屋市議会議員選挙におきまして組織内議員である梶原正憲が10期目の当選を果たすことができました。これもひとえに、ここにご参集の皆様方のご支援の賜物であり、重ねてお礼申し上げます。本当にありがとうございました。
1.安全について
昨年の世相を表す漢字として「災」が選ばれましたが、まさに、その漢字があらわす通り全国各地で様々な災害が発生をいたしました。いまや、生活に欠かすことができない、電力の早期復旧は、被災された皆様方にとっても、生きる力を与えてくれるまさに「希望の明かり」であり、私たちの使命は、一刻も早く現地に出向いて、一分一秒でも早く、電気を送電することにありますが、どんな状況にあっても、被災地に赴き、懸命に復旧作業を行った仲間を、誇りに思うと同時に、電力労働者に限らず、被災地の復旧作業のために、ご尽力されました方々に改めて敬意を申し上げたいと思います。
そこで、この災害復旧における私たちの使命について、少し気になっていることをお話したいと思います。
いま世界は、IoTやビックデータの活用、AIの導入などによる、第4次産業革命が起こっており、私たちの生活が、大きく変化しつつありますが、そういった電子機器のすべてが、電気が無ければ、何の役にも立たないという事を、忘れてはなりません。とりわけここ鹿児島の地は、南北600kmに離島が点在する、台風の常襲地帯である訳ですが、システム改革を行ったとしても、これまで通りの復旧体制を保つことができるのか、非常に疑問に思います。電力の作業員はいかなる時にも安全作業を第一とし、特殊で高度な技術力を必要とされます。そのためそれ相応の教育と訓練が不可欠であり、台風の時だけ作業員を雇うなんてことは、絶対に有り得ないからです。電力に限らず生活に不可欠な産業については、ひとたび災害が起これば、生産性にも増して、安定性が求められる産業であるため、そうした営みが社会から評価されるように電力総連、組合としての役割を果たしていかなければならないと感じるところです。
そもそもエネルギー政策は国の基本的な政策であり、政権交代が起こっても、その度に、ブレてはならない政策だと思います。ましてや、安定性に優れ、重要なベースロード電源である原子力発電所を政争の具に仕立てるなど、言語道断だと私は思っています。私たちは、日本の将来の為に、健全なエネルギー政策を本気で考えてくれる政治家を選んでいかなければならないと思っています。ということで、うまく話が政治につながってきました。
2.政治活動について
本年4月には県議会議員選挙が行われます。今回の選挙も、これまで推薦してきた「東清剛」さんと、今回は国民民主党から立候補することになった「吉留大輔」さんを鹿児島県電力総連として推薦し、支援することを決定いたしました。
自分たちの暮らしを、自分たちの手で、守るために「健全なエネルギー政策を理解できる議員」を県政に送ることが重要です。そのためには、まず政治家になってもらわなければなりません。
また7月には「浜野よしふみ」の2回目の参議院選挙が行われます。組織力、その努力の結果が、数字となって現れます。大変厳しい戦いになります。 さらに、鹿児島県選挙区においては、連合推薦で国民民主党公認である「合原ちひろ」さんが立候補いたします、連合本部の推薦が決定しました。国民民主党公認である合原さんですので、ご理解とご協力をお願い申し上げます。
さらに、衆参同時となれば、「野間たけし」さんもという事になり、それぞれが重要な選挙となります。関係する皆様には大変な負担をかけることとなりますが、政治において電力政策を変えてもらわなければ、私たちは益々働きづらくなっていきます。
私たち電力総連が推奨する、ベストミックスを基本とした、健全なエネルギー政策が実現しなければ、電力関連産業には会社の繁栄も労働者の福祉向上もあり得ません。これを実現できる唯一の方法は、組織内議員、 「浜野よしふみ」を国会に送り出すことです。家族を守るための大切な選挙である事を、今一度肝に銘じ、4月も7月も大変厳しい状況でございますので、皆様方の絶大なるご協力をお願いいたします。
3.結びに
非常に残念で辛いことではありますが、昨年は九州電力総連内で2件の死亡災害が発生いたしました。残されました家族を思うと、言葉になりません。2度とこのような事故を起こしてはならないという事は労使共通の思いであり、今この瞬間も作業員の安全の思いながらここに来られている経営者ばかりあると思います。
電力総連としても「安全はいかなる時もすべてに優先させる。」を基本姿勢とし、労使が協調・協働してして災害ゼロを達成するために、全力で取り組むことを申し上げしめたいと思います。
「災い転じて福となす!」今年一年が、お集まりの皆様方、ご家族にとりまして、幸福に満ち溢れた一年でありますよう心から、ご祈念申し上げるとともに、その事を達成できるよう組合としても努力して行くことをお誓い申し上げまして、新年の挨拶といたします。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。