女性委員会職場訪問&単組女性組合員との懇談会開催
【作成日:2019年03月12日】
九州電力総連女性委員会は3月8日(金)電力関連産業に集う仲間の単組職場を訪問し、事業内容や職場環境について学習、女性委員の視野を広げる目的として、戸畑共同火力発電所及び北九州エル・エヌ・ジー株式会社の職場見学を実施しました。
戸畑共同火力発電所は、地域と新日鉄㈱八幡製鉄所の電力需要に対して、安定的に安価なコストで電力を供給する目的で、九州電力㈱と新日鉄㈱の共同出資によって、新日鉄構内に建設されています。共同出資をすることで、設備投資が半額で済み、また、新日鉄構内に建設することで水回りの設備が整っている為、建設工期が短くて済むなどのメリットを活かした設備であります。現在は、2号機から6号機まで、5機の発電設備で、計104万Kwを新日鉄㈱八幡製鉄所及び地域に供給を行っており、発電燃料は、全国でも珍しいケースで、5つ(石炭・高炉ガス・転炉ガス・LNG・コークス炉ガス)の燃料を使用しています。 また、新日鉄㈱八幡製鉄所で発生する複製ガスを有効活用するとの利点を生かして、戸畑共同火力発電所は、環境保全を考えながら「良質で安価な電力の安定供給」に貢献しています。今回、DVDやパンフレット、現場見学などで、発電所の仕組みや共同出資のメリットなど分かりやすく説明を頂きました
その後、北九州エル・エヌ・ジー株式会社へ移動し、発電設備の燃料について学びました。北九州エル・エヌ・ジー株式会社も九州電力㈱と新日鉄㈱の共同出資によって、九州初のLNG基地として建設され、現在は、九州電力㈱新小倉発電所や戸畑共同火力発電所の燃料や、福岡・北九州地域の都市ガスの一部として使用されています。LNGは無色透明であり、安全性も高く、クリーンな天然ガスエネルギーであり、多くの国で新たに発見されている豊富な埋蔵量を誇るエネルギーであります。液化した天然ガスの体積は気化した状態のわずか600分の1、この液化によって経済的に大量に輸送や貯蔵ができ、LNGの利用の道が広がっているとの事であります。女性委員にとっては、座学でLNG基地の概要を学び、約1時間かけて基地内の見学・説明を直に受けたことは、新たな事業内容の発見に繋がった様子でした。
今年度の単組職場訪問では、発電所の仕組み・発電設備の燃料について、同時に学べたことは、知識の向上に繋がり、今後の会社生活また、組合活動の一助になった事と思います。今後の女性委員の活躍を期待したいと思っている次第です。
見学会終了後は、九州電力総連女性委員12名・単組女性組合員10名(戸畑共火5名・北エル5名)による、懇談会を開催しました。職場環境改善の共有や、休暇制度、育児・介護制度についての内容共有など意見交換を行っております。特に、参加者からの声としては、このような懇談会の場を今後も行なって頂きたい、近くの単組同志でも機会を作り、色々な情報共有が出来る場を今後も作っていきたいとの事でありました。
今回の懇談会は、女性委員会の活動の一貫であるネットワークづくりに繋がったと思います。九州電力総連女性委員会は、県電力総連のフォーラム等にも要請が有れば派遣させて頂き、ネットワークを構築していく次第です。是非、お声をお掛けください。