活動紹介

「拉致被害者全員の一刻も早い救出を」  ~拉致被害者家族支援の署名 UAゼンセンへ20,461筆の署名を手渡す~

【作成日:2021年03月22日】

拉致問題が発生し既に40年以上が経過しており、拉致被害者やそのご家族も高齢化している中、2020年は有本嘉代子さん、横田滋さんが相次いでご逝去されました。 拉致被害者やそのご家族とともに残された時間が無いことを強く意識しなければならない現状であります。
 今月の16日には日米の外務・防衛担当閣僚による安全保障協議委員会が開催され、協議後の同日夜には菅総理と面会されました。面会の場で、総理は北朝鮮による日本人拉致問題の即解決に向けた協力を要請し、米国からは支持の表明がなされております。また、来月9日は日米首脳会談が開催される予定であり、菅総理が訪米する前に、「家族会・救う会」が総理と直接面会できるよう要請し、バイデン大統領に拉致問題解決の重要性をあらためて伝えるよう、総理に訴える活動も進める予定であります。
 しかしながら、拉致問題は、以前より「関係国と連携し、政府認定の有無にかかわらず被害者全員の帰国へ向けて全力で取り組んでいく」と政府は決意を述べておりますが、現在も今後の進展は見通せない状況です。
 このような情勢に先駆け、UAゼンセンは、社会活動の一環として「拉致被害者家族への支援活動」を署名・カンパ・短波放送「しおかぜ」プロジェクト支援など10年以上に亘って行っています。昨年度も署名の取り組みを実施し、過去最大の83万72筆(対前年比+32万6,023筆)を内閣府へ手渡しました。これまでの取り組みの結果として、内閣府への署名提出の総筆数も240万筆を超えている状況です。
 拉致被害者救出状況は、皆さんもご存じの通り、2004年に5名の方が帰国した後は何の進展もみられず、交渉も行き詰まりを見せている感が否めない状況です。一刻も早い被害者救出には、大きな声で国内外に呼びかけることが大切です。
 九州電力総連は、歴史的に長く活動を共にしてきたUAゼンセンから「北朝鮮によって拉致された日本人被害者の一刻も早い救出を求める署名活動」協力要請に対し、平成29年度よりこの活動に理解を示し、可能な範囲で実施していくことを確認し、令和2年12月21日以降 ~令和3年2月26日まで署名活動に取り組んだ結果、42加盟単組より、ご協力を頂いた署名の集計結果は20,461筆(対前年比+1,835筆)で、4年間の署名集約数は、7万4,802筆(年平均18,701筆)になりました。
 趣旨に賛同して頂いた皆様の署名を、本日、九州電力総連 林会長よりUAゼンセン福岡県支部 西 央人支部長へ届けております。 UAゼンセンからは、「ご協力に対する御礼」また、署名受領後の「今後の支援活動」について述べられています。 今後については、4月5日(予定)に皆様の熱い思いのこもった署名を、加藤勝信 内閣官房長官(拉致問題担当大臣兼務)へ手渡し、国家の威信をかけて一刻も早い拉致問題解決を求める予定です。 また、UAゼンセンとは、相互協力体制で健全なエネルギー政策の理解拡大を今後も図っていく予定です。 これまでのご協力に対し、改めて御礼申し上げます。
※ 短波放送「しおかぜ」(https://www.chosa-kai.jp/siokaze)   
北朝鮮国内にいる日本人拉致被害者への呼びかけを目的に開始された放送。   
​短波放送には2005年10月から開始し、現在、夜間と深夜の1日3回 合計2時間半、365日放送されている。