組織案内
電気を届ける現場から ーいままでもこれからもー
「巻頭インタビュー 橘川武郎・一橋大学大学院教授に聞く」
ー電気事業の現場力を誇りにー
電気事業は歴史的な転換期を迎えています。東日本大震災以降、原子力の問題をはじめ電気料金をめぐる動きなど、目まぐるしい変化のただ中にあります。そうした中、電気事業をになう最前線の現場の重要性は再認識されています。電気事業に精通し、数多くの現場も見てきた橘川教授に「現場力」という切り口から現在直面する電気事業の課題や将来展望をうかがいました。
電気をつくり、送り届ける
電気というエネルギーをつくり、送り届けるため、揺るがぬ使命感を持って仕事にあたる人たちがいます。未曾有の危機に遭遇しても、思わぬ事態に見舞われても、地域のため、お客さまのため、ひたむきに課題に挑み、克服する努力をおしみません。そうした電気事業の最前線で働く人たちの生の声を紹介しています。
電力システム改革とは?
2011年3月の東日本大震災とその後の電力ひっ迫、福島第一原子力発電所事故等をきっかけに、日本の電気事業のあり方を見直す「電力システム改革」の論議がスタートし、2013年には、電力システム改革の方針や具体的スケジュールが決定されました。
今後、日本の電気事業は大きく変化していくこととなりますが、産業や私たちの暮らしへの影響等を考えると、その内容をしっかりと見極める必要があります。そこで、電力システム改革の概要や課題などについて紹介します。
電力システム改革について私たちはこう考えます。
東日本大震災と福島第一原子力発電所事故以降、わが国のエネルギー政策は大きく揺れ動き、電気事業のあり方についても様々な議論が加速されてきました。今後、すすめられようとしている電力システム改革が、真に中長期的な国益・国民利益にかなうものとなるのかどうか、その成否を左右する重要課題が依然として積み残されていることを忘れてはなりません。
岸本薫 電力総連会長のインタビュー記事
*電気事業の現場第一線の現状は
*電力システム改革の論議について感じていることは
*電気事業を支える現場の使命感についてどのように
感じていますか。
*会長就任後、福島の現地を何度も訪問されています
が、どのような感想をもちましたか。
*激動期の電気事業にあって、労働運動を進めていく
上で意識するのは。
電気を届ける現場から
私たち電力関連産業労働組合総連合(電力総連)は、電力関連産業で働く仲間で構成されている労働組合です。電気をつくり、お客さまに確実にお届けするために、いろいろな職場で汗を流しています。それは、私たち組合員だけでなく、協力会社、メーカーなど、電気を灯す仕事に関わる人たちすべての力を結集することで成り立っています。
東日本大震災では、電力設備に大きな被害を受けましたが、少しでも早くお客さまに電気を届けたいという思いで復旧作業にあたりました。また、復旧の目途がついた時には、厳しい電力不足を乗り切らなければなりませんでした。そして、いまも福島第一原子力発電所では、私たちの仲間が懸命の努力を重ねています。
地震や台風などの自然災害、設備トラブルがあっても、お客さまに電気をお届けすることが私たちの使命です。私たちが、どのような気持ちでどのような仕事にあたっているのかを知ってもらいたいとの思いを込めて「電気を届ける現場から ~いままでも、これからも~」を製作しました。ぜひ、ご覧ください。